首都ジャカルタのコロナ感染者、実際は公式統計以上
2020年05月14日
インドネシアの首都ジャカルタ特別州のアニス知事は、新型コロナウイルスの実際の感染者数は、保健省の公式データを大幅に上回るとの見方を示した。
首都の葬儀件数が、3月以降に急増しているためだ。
テンポ(電子版)が12日伝えた。
アニス知事は、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドのインタビューで「ジャカルタでは、3月の2週間で4,300件、4月は4,590件の葬儀が行われた」と述べた。
新型コロナの感染拡大前の葬儀件数は、月間約3,000件だった。
同知事は「新型コロナの死亡率が5~10%だとすると、実際の感染者数は1万5,000~3万人に上る可能性がある」と述べた。
ジャカルタの新型コロナ感染者数は、州の公式発表では11日朝の時点で累計5,195人。
このうち836人が既に回復しており、2,258人が入院中。
1,648人は自宅で療養している。
死亡者は453人。また、1,774人が検査結果を待っているという。